深夜にほっとしながら聴いていた番組

NHKラジオの「ラジオ深夜便」という番組が大好きでした。

 

いつも枕元に小さなラジオを置いていて、夜中にふと目が覚めたりして眠れないときによく聴いていました。

 

NHKの番組ということですが、お堅いイメージはなくその日担当のアナウンサーの柔らかな語り口・インタビューがあったり音楽があったりと楽しい内容でした。

 

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夏の終戦記念日が近くなると、戦争体験者の話として実際に戦っていた方・疎開していた方などの体験談を聞いたりもしました。

 

聴きながら涙が止まらないようなお話もありました。

 

時間が遅い番組ということで、番組最初から聴いていても最後まで聴いたことはありません。

 

聴いているうちにいつのまにか眠ってしまって、朝起きたら番組の終わりの挨拶が流れていたり・朝一番の番組になっていたりしました。

 

番組を担当しているアナウンサーの方々も、リスナー全員が最初から最後まで聴いているわけではないことをわかっておられるようでした。

 

「起きていらっしゃる方、お休みになるまでお付き合いください。」というようなことを言っておられたりしたからです。

 

他の民放ラジオの深夜番組では人気のお笑い芸人やタレントさんが賑やかに盛り上げながら番組を作る中、この「深夜便」は落ち着いた雰囲気のいい番組だったと思います。

 

華やかな雰囲気はないけれど、「音の風景」と題して各地のお祭りの様子や田植えなどの仕事の様子、川の音・街の音などを紹介するコーナーがあったりしました。

 

ウツラウツラとしながらでも聴いたり、ちょっと面白そうな話になると耳をそばだてたりと飽きの来ない構成になっていたと思います。

 

眠れない夜のお楽しみでしたが、今は国外で暮らしており聴くことができません。

 

インターネットを使えば聴けるそうですが、眠れないときに直接ラジオから流れるゆったりとした雰囲気の番組が好きだったのです。

 

ネットから流れるのはどうも違う、と思って今は聞いていません。

 

里帰りのときに聴くチャンスがあると、「ああ、まだこの番組が続いていてくれてよかったな。」ととても嬉しいのです。

 

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